30歳Web業界未経験でWebディレクターとして働くことになりました

UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイド

明けましておめでとうございます。


昨年の仕事を振り返ると、ずいぶんSketchを使う事が増えたなぁと思います。
クライアントによってPower Pointを使う事もまだまだ多いですが、様々なプロトタイム作成ツールとの連携や、Zeplinなどとの連携で、製作サイド、クライアントとの連携がとてもスムーズに進みます。

UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイド

UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイド

こちら、日本語で初めてのSketch本ですね。先日作者の方に直接Sketchの講義をして頂く機会があったのですが、信じられないくらい高速で設計を進めていて驚きました。「ツールを使いこなす」ってとても大事。


お話した感じもとても優しいおっとりした雰囲気の方でしたが、この本の内容も初めてSketchを触る方にとってとてもわかりやすく書かれています。
内容的にも土日に1日時間を作ってやってみれば終わる位の分量ですし、Sketchに興味のある方にはとてもオススメの書籍です。

サイト設計の素振り的なやつ

前からやろうやろうと思っていたけど、全然手をつけていなかった勉強をやってみた。
それは、サイトの設計能力を上げる為に、webサイトを見てその構造を手書きWFとして書き起こすこと。

今日のお題は
「そうあいデンタルクリニック」
http://so-ai.jp/

うん、非常に可愛いサイトだな。
そして手書きWFがこちら↓
f:id:mogutaka:20160307002616j:plain

【サイトの良いところ】
・サイトトップのSo-Aiという文字がスクロールに合わせて移動する所が面白い
・天気や日付が入ってるTOPって珍しい気がする

【サイトのちょっと...なところ】
・サイトの下層ページからTOPに戻る導線が分かりづらい
・グレー地に白字が非常に読みづらい
・記事のカテゴリー分けがこんなにいるかな?

............
と、こんな感じのサイト研究をちょこちょこやっていきたい。
(blogに書くのも含めて30分位でやりたいな)

もうすぐ桜の季節ですね〜。

転職のお話

今の会社でWebディレクターとして働き始めて7ヶ月。

入社して3ヶ月位の時から直属の上司Tさんに
「俺はこの会社を出るから、一緒に来なよ」
と声をかけて貰っていました。

その時は、
「いやいや、まだ会社入ったばっかですよ〜w」

と笑って誤魔化しつつやり過ごしていましたが、早いもので今年ももう2月。
上司が退職して新しい会社に入るのが今年の4月からなので、
もういい加減自分もどうするか決めないといけないタイミングになりました。

なので最近は、仕事しながらもその事が頭をチラチラ。
家に帰ってからは奥さんとその相談。
そんな日々が続いています。

今の会社の人たちにも自分が上司に誘われている事は伝えているので、
CEOと二人でご飯に誘われ「辞めんなよ」的な事を言って貰ったりして、
非常にありがたい、そしてなかなか悩ましい状況になっています。

こういう分かりやすい2択の選択肢は、どっちを選んでも未来がどうなるか?
なんて事は今の時点では全然想像出来ないし、
(想像してもその通りになるかなんて、誰にも分からないし)
どっちを選んだらより幸せなのか?なんて事は全くわかりません。

お金の事とか、将来の自分のキャリアとか、色々考える事はあるけれど、
とりあえず来週には結論を出さないといけないので、あと数日しっかり考えます。


そんな自分がなんとなく、たぶん人生ってこういう事なんだろうな、
と思うタモさんの仕事に対する発言を紹介します。

......................
「仕事って面白いもんで、自分が、『これくらいの力があって、もっと力を付けたいんだけども、
この辺くらいに行ったときにちょうどこの仕事が来ると良いな』と思ってたら来ないんだよ。
あれ、絶対(実力が備わる)前の段階で来るんだ。で、そこでひるんだらココまでまた行けないんだよね」
......................

タモさんが言うんだから、そうなんだろうな。うん。

ハゲかけ必見

なんか突然ですが、webと全く関係のないハゲの話。

私は現在30歳、2年前位からでしょうか?
自分のM字がだんだん深くなっている事に気づいたのは...。

鏡を見た時の、

「あれ?こんなだっけか?」

「昔からおでこが広かったけど、ここまでじゃなかった様な(冷汗)」

そう、自分では簡単には認めたくなかったですが、
これハゲてきてますわ。確実にきてますわ。

気になりますよね、AGAのCM。
調べちゃいますよね、プロペシア
シャンプーはノンシリコン?
むしろシャンプーは使わない方がいい?

そんな色々な情報を気にしながら、だんだんと進行していく若ハゲになす術もなく、
イギリス皇太子でもハゲてるんだから、この忌々しい遺伝に対抗する手段はないんだ。。
むしろ完全にイッタ時の精神的ダメージを少なくする為に、
山田五郎さんみたいにハゲを上手く使ってキャラ作りをしている人を参考にしたりして、
ハゲを受け入れるメンタルを作る方向に動いていました。


ですがね、去年の10月位?に美容師さんから聞いたある方法を実践したら、
マジで、あれ?髪の毛生えてきてね?となりまして、今こんな事を書いています。
アフィリエイトで薬売ったりしませんよw


本当に自分的には目から鱗だったんですが、

【美容師】
「頭皮も顔も繋がった一枚の皮膚。顔を洗ったら乾燥する様に、
頭皮も凄く乾燥するんだよ。だから頭皮の保湿をちゃんとした方がいい!」

【自分】
「なるほどですね!!」
「確かに顔は洗顔後に化粧水とかつけて、乾燥しない様にしているのに、
頭皮だけ何もしないでカラカラにしとくなんて!そりゃあハゲますわ!!」

「水のない所に花は咲きませんよね!!!」


それからです、風呂上りに化粧水&乳液を顔+M字&生え際にも塗り始めたのは。

なんかね、最近生えてきてるんですよ。
頭皮の保湿を気にしだしてから約3ヶ月、確実にキテます。

「生えとる!!」

「生きてる!!!」


そんな感じで、凄く勢いに乗ってこのブログの趣旨と全く関係のない
ハゲ対策を書いてしまいました。

最後に復習です。

「頭皮も乾燥するよ!!」

「水のない所に花は咲かないよ!!!」


おやすみなさい。

稼げるwebディレクターになる為には…

早いもので2015年の7月からwebディレクターとして働き始めて約半年が経ちました。

自分が30を過ぎてから全く未経験の職種について、それなりに会社で評価して頂いているのを考えると、
webディレクターという職種はある意味凄く敷居の低い仕事だなぁと思います。
今日はなんでそんな事を思うかの理由についてつらつらと書いてみます。



会社内で一番の稼ぎ頭の上司が良く言っている言葉があります。

「私はweb製作の事なんて全然詳しくない。分からない事があれば分かる人に聞けばいい。」
「webディレクターに一番必要なのは基本的なサラリーマンスキルだ。」

こんな事をよく言っているんですが、web業界半年の自分でも知っている様な事を知らなくて
本当にびっくりする事があります。特にマークアップ関係が非常に弱い上司なんですが、
自分に対して平気で「mogutakaさん、cssで指定しているこの!importantって何ですか?」
とか聞いてきたりします。上司はサイト製作を自分でやった事がないので知らないのも無理は
ないのかな?と思いますが、10年以上web業界にいてもそんな感じなんだな!?と驚く事も多いです。

他にもphotoshopとかillustratorなんて全然使えないですし、
(その変わりoffice系は物凄く使いこなしてます)
製作周りの知識とかスキルなら自分のがある部分も結構あるな、と思うレベルです。

だけど、この上司が自分の10倍、会社内でもダントツの売り上げを持っています。

そんな上司の何が凄いかというと、やっぱり抜群にコミュニケーション能力が高いんですね。

それに加えて国語力が高いので、クライアントやスタッフに対して要点をまとめて話を
したり指示をしたりする事がとても上手いです。クライアントとの電話対応なんて、
本当にこの人は喋りが上手いな〜と聞いていて関心する事が多々あります。

上司自身が良く分かってない製作に関する質問に対しての上手いかわし方なんて、
「よくあんなにスムーズに知らない事を知ってる風に話せるもんだなぁ!」と感心します。


そんな上司を半年ほど見ていて思う稼げるwebディレクターになる条件はこんな感じです。

1, 人に好かれるキャラクターである
2, とにかく喋りが上手い
3, 論理的に考えて、情報を整理する力が高い
4, ピンチになっても動じない、内心ビビっていてもそれを表に出さない胆力
5, お金を稼ぐという事に対する強い意識
6, 強い責任感

この条件って、別にwebの知識が無くても素質として持っている人はいると思います。
勿論必要な知識を学習していく意識はとても大切ですが、その前の段階で必要な
人間力」的な部分が非常に大きい職種なんだな、と思う事が多い半年間でした。

そしてwebディレクターは業界の中では収入面で製作スタッフより平均的に高い傾向にあり、
プロデューサーなどの更に稼げる上流工程にステップアップしやすい職種です。

もしこのblogを読んでいる人で転職を考えていて、上記の条件に結構あてはまるな!
とい方がいたら、なかなか面白い仕事ですのでオススメいたしますよ。


2016年、稼げるディレクターになりたいな!

今年も宜しくお願いいたします。

武井壮が凄すぎる

www.youtube.com

「オトナの」という番組が好きで、見ているんだけど、最近見た武井壮の回が面白すぎたので
youtubeで検索したらフルバージョンを発見。フルで見ないと勿体無い素晴らしい内容でした。

武井壮といえば、タンクトップ&短パンで動物との格闘をシュミレーションする芸人さん?
みたいな感じで思っている人が多いのでは?と思うけど、この動画を見ると本当に頭の良い知的な人
なんだという事が良く分かる。

小学生の頃から兄との二人暮らし。母親はいなくて、父親は別の家庭を持っている。
貧乏だったから、私立の学校で一番の成績を取り続けて奨学金をもらい続けないと
学校に行けなくなってしまう。そんなかなり特殊な環境で育った武井少年は、持ち前の知性と
身体能力、強靭な精神力を使って大学時代に陸上10種競技で日本一になる。

そこまでは、はたからみたら十分順風満帆な人生に見えるだろう。

だけど、日本一になってからが大変だった。
日本人で一番になっても、世界で通用するのはとても難しい。
10種競技の日本一になっても年収は良い年で200万。普通は100万円台。
※現在は0が2つ多いとのこと。成功者!!

日本一になっても、普通にバイトを頑張った方が年収が良いくらい。
それくらいしか稼げないのが、陸上競技日本一の現実なのだ。

陸上競技がどうしてこんなに稼げないのか?
その理由を出場選手の数とお客さんの数を使って説明するのが、本当にわかりやすい。

「社会的価値」=「人が求める数」

なんとなく分かっていた気がするけど、改めて具体的な数字をベースに説明されると
凄く納得できる。陸上の日本一を決める大会に出場する選手は、一人当たりたった「4人」
しかお客さんを呼べていない。だから、陸上で日本一になってもフリーターより収入が低いのだ。

30代のほとんどを家がない状態で暮らし、芸人さんとの飲み会を録音して、その喋り方
などを完璧に真似できるまで何度も暗唱し続けた話など、一般人には到底真似できない
行動力と、その徹底した努力にはただ驚嘆する。

怠け者の自分には耳が痛い話が多かったけど、30歳の今、この動画を見れて良かったと思う。

読書録「なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」


★★★★☆(Amazon風に5つ星評価で星4つ)

読書万歳!!

この本を読んで改めて、読書が如何に効率的に情報を得る事に向いているかを痛感しました。
なんてお手軽で、安くて、かつ自分の生き方に影響を与えてしまうかもしれない位
重要な情報を得れるメディアなのでしょう。
※巻末の参考文献一覧を見ればこの意味が分かると思います


タイトルの通り、この本は経済学の話がメインです。

経済学という、私の様な無学の一般人にはとてもとっつきにくい話題を、
進撃の巨人」「鋼の錬金術師」「ブラックアイドピーズ」「セックスアンドザシティ」
というような、自分にとって親しみのある人気作品と結びつけて説明をしてくれるので、
非常に興味を持ちやすく、最後まで興味深く読む事ができました。


Amazonの内容紹介↓
......................

資本主義の変わり目に、割を食ってしまう世代のために

なぜ、今の若者はかつてない“大きな不安"を抱えているのか?
なぜ、人口減少・少子高齢化が進んでいるのか?
なぜ、世界経済の混迷は続くのか?
なぜ、アベノミクスは間違っているのか?
それでもなぜ、日本人が世界の希望になるのか?

ゴールドマン・サックスドイツ証券などで長年活躍してきたトレーダーが、
進撃の巨人』『鋼の錬金術師』といったコミックスやアニメ、そして数々の名著を題材とし、
マクロ経済理論、世界システム論までを駆使して「小説形式」で示す
〝新しい時代〟の総合分析。

......................


この本の中でとても印象的なグラフが2つ掲載されていました。
1つ目は「世界の人口の歴史的推移」
2つ目は「世界の実質GDPの歴史的推移」

これと同じ様なグラフがないかな?と探してみたのが下の2つです。

「世界の人口の歴史的推移」
f:id:mogutaka:20151122160308p:plain

「世界の実質GDPの歴史的推移」
f:id:mogutaka:20151122160332j:plain

このグラフを見れば、ここ100年位の人類の発展が異常なのは明白です。
そして、このグラフが自分たちの親や祖父母の時代と同じように、これからも
右上に真っすぐ伸び続けるという様に考える若い人は、まぁいないでしょう。

明らかに破綻する事が分かっている、経済成長をし続ける事を前提とした社会モデル。

そして、一向に示されることのないその代替案。

この本ではそんな漠然とした不安に対して、その不安の元凶と、経済成長を前提としない
「定常型経済」という仕組みについて解説されています。
※定常型経済については解説が凄く少ないので★4つにしました



私、個人としては日々の仕事に全力で取り組んで、自分の周りの大切な人たちの幸せを
守れるくらいの経済力を持てる人間でいたいと思っています。

ですが、社会全体の事を考えると、今の自分が行っている経済活動自体に疑問が生まれて
くるのもまた事実。そんなもやもやを少しだけ解消してくれる、とても面白い本でした。

著者の方はこれが初めての著書になるとの事ですが、次回作もぜひ読みたいと思いました。